日大フェニックス廃部

日本大学アメリカンフットボール部(フェニックス)の廃部が決まったとの報道がありました。

たらればの話にはなりますが、5年前の悪質タックル事件の時に故・篠竹元監督がご存命でしたらこのような事態には至らなかったのでないだろうか?という感を強く抱いてなりません。

監督を退任され、後を引き継いだ内田正人監督のときに悪質タックル事件が起きてしまったのですが、篠竹元監督がご存命なら、何はともあれ当事者の関学に対して即座に謝罪へと向かわせたはずです。

そうなれば、その後の展開も違っていたはずです。

篠竹元監督の時代と今の時代は違っているでしょう。

若者が容易に脱法薬物を手にすることができ、自己中心的な考え方が蔓延している時代ではありますが、そのような風潮に身を任せるのではなく規律を守って、日々自己を研鑽している若者も数多くいます。

思うに、個人だけで研鑽していくのは大変で、必ずそこには師と仰ぐ人物(書物等を通してかもしれませんが…)がいると思います。

日大フェニックスにとって、篠竹元監督はそんな人物ではなかったのでしょうか?

篠竹元監督を師と仰ぐ、いや、仰がなくても、篠竹イズムのようなものがまったくなくなってしまったとすれば、廃部も致し方ないのかもしれません。

ただ、廃部になっても篠竹元監督が44年積み上げてきた日大フェニックスの栄光の歴史はなくなるものではありません。

でも、こうなってくると、結局のところ、日大フェニックスは篠竹元監督で始まり、篠竹元監督で終わったということなのでしょう。

ちなみに、じゃらは篠竹日大フェニックスをリスペクトしていますが、応援しているは京大ギャングスターズです。